川崎二郎からのメッセージ

去る3月5日の衆議院本会議における内閣不信任案採決に欠席した事を受け、党紀委員会のほうから弁明書の提出を求められました。それを受け3月15日に党紀委員長宛に提出しました。それに基づいて今後審議を進めるとのことです。


党紀委員長 葉梨 信行殿

3月5日の本会議を欠席致しましたことについて、私の考えを申し上げます。
 私は自由民主党が結党以来始めて野党となった平成5年より5年間、国対の副委員長を勤めてまいりました。野党時代・与党時代どちらに於ても、党で決定したことを国会でどう実現していくかが仕事でありました。
「小選挙区制度」「首班指名選挙」等を巡って激しい議論が行われる中、党の方針と違う行動をとられる方を説得するのも仕事でありました。また数々の法案を巡って党の方針に沿えない方を委員会から差し替えるという事もしてまいりました。党の方針を実現する上で、大事な仕事をさせていただいたと今でも思っています。
 しかし一方で、政治家が自己の信念で行動される時、これを変え難い場面に何回も直面してまいりました。立場が変わって昨年11月、私達は森内閣の退陣を求めました。この時期にこうした行動を起こした理由は、構造改革や今後の経済に対する認識について総理・総裁への国民の批判が高まる中で、党の方針と国民の声とのギャップに目を瞑ることができなかったからであります。
 野党の不信任案より党の総裁を守るべきは党人としての当然の責務であろうと思います。一方、政治家としてこの状況でいいのかと思う時、森内閣を信任することはできないという自己の信念に従いたいと考えました。結論として11月20日は欠席致しました。
 昭和46年、日中復交を巡り、私の父は外相不信任案に欠席を致しました。党人としての行動は党内に於いて結論を出すべきという筋論と、政治家としての自己の信念をどう貫くかという議論の中での欠席であったと思います。
 11月20日の国会と同様な採決が行われようとする時、私は3月5日も同じ結論を出しました。自己の信念に基づいた行動でありますので、党紀委員会でのどのようなご処分にも従うつもりであります。弁明の機会をお与えいただきましたことに心から感謝申し上げます。

衆議院議員 川崎二郎
平成13年3月15日



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