緊急レポート

〜第16号〜

「有効求人倍率低下、伊賀では0.37に」


現在の厳しい経済状況は今後3年に及ぶと予測されます。テレビなどの報道でご承知かと思われますが、私が座長を務める「与党新雇用政策に関するプロジェクトチーム」では昨年より、様々な緊急雇用対策を打ち出してきました。
「140万人雇用の下支え」を目標とし、労働者の雇用を維持する企業に対する「雇用調整助成金」、地域の安定的雇用を創出する「ふるさと雇用再生特別交付金」、緊急的に非正規労働者・中高年を地域で雇用する「緊急雇用創出事業」など3年間で2兆円の予算を、そして追加景気対策としてこの31日に決定した1兆6000億円をこれら雇用対策にあて、厳しい雇用情勢の転換を図っているところです。
今まで好調であった三重県も不況の波をうけ、有効求人倍率ははじめて、全国平均を下回り、0.55となり、伊賀では0.37と県内最下位の結果となりました。企業休業時の雇用補助である「雇用調整助成金」の三重県内での受理件数は2月で367事業所、対象者数は21724名となり、私がとりまとめた政策が今後も労働者、企業のセーフティーネットと機能していくと思います。
また、追加予算を活用し、津・伊賀・名張などの自治体も上記基金を活用し引き続いての新たな地域雇用を図っているところであります。景気対策とならび今後も皆様の声を聞きながら各種政策を立案していきますのでご支援・ご協力よろしくお願い致します。
川崎二郎政談演説会用ポスター(3月から各地で張り出しています。よろしくお願い致します)

三重県の雇用失業情勢
1, 完全失業率の推移
 
完全失業率が悪化していくなか三重県の平成20年10〜12月の完全失業率は2.8%と全国の失業率を大きく下回っている。
 

平成19年
平均
平成20年
平均
平成20年
4〜6月
平成20年
7〜9月
平成20年
10〜12月
平成21年
2月
三重県 2.6 2.8 2.5 2.9 2.8 -
全国 3.9 4.0 4.0 4.0 3.9 4.0
   
2, 有効求人倍率の推移
 
前回レポートで警告を鳴らしたとおり、有効求人倍率昨年より劇的に低下している。
 

平成18年
平均
平成19年
平均
平成20年
平均
平成20年
12月
平成21年
1月
平成21年
2月
三重県 1.42 1.40 1.15 0.89 1.11 0.55
全国 1.06 1.04 0.88 0.73 0.86 0.59
   
3, 公共職業安定所別有効求人倍率 (平成21年2月)
 
全国でも必ず10位以内に入っていた三重県も0.59とはじめて全国平均を下回った。地域情勢も伊賀地域では、関西経済圏の低迷を受け、0.37となり県内最下位。今後、各種雇用対策で改善を図る。
 
全国 0.59
三重県 0.55

 
中勢地域
0.77
松坂 0.61
地域平均 0.69

北勢地域
桑名 0.58
四日市 0.66
鈴鹿 0.38
地域平均 0.55

伊賀地域
伊賀 0.37
地域平均 0.37

南勢地域
伊勢 0.66
地域平均 0.66

 
東紀州地域
尾鷲 0.83
熊野 0.54
地域平均 0.67


「2月分日本対世界、貿易統計」 財務省発表資料

今回も経済状況を知る上で最も即効性がある「貿易統計」をご報告致します。2月の速報値では、輸出・輸入とも全ての地域で大幅な減額となり、世界規模での経済の収縮があらわれております。 私がかねてより訴えてきました、国内での内需拡大はもちろんのこと、日本が世界に対して優位に立っている環境技術、先端技術分野での税制、補助面でのバックアップで日本の輸出産業に体力を付けつつ、この事態を打開していきたいと思います。

「総額」
2月の輸出総額については、輸出は「自動車」が70.9%減「半導体等電子部品」51.1%減となり全体で前年同月比49.4%減少となった。また輸入では「非鉄金属等」が70.8%減少と目立ち輸入全体で43.0%減少。製造業分野での規模の収縮が影響している。差引額は824億円となり今後もこの傾向が続くと予想される。
 
輸出 3兆5255億円 前年同月比 -49.4% 5ヶ月連続の減少
輸入 3兆4431億円 前年同月比 -43.0% 4ヶ月連続の減少
差引 824億円 前年同月比 -91.2% 16ヶ月連続の減少

「アメリカの貿易動向」
アメリカへの輸出は自動車で76.6%減少、自動車部品で70.9%減少。差引額では過去341位となり統計をとりはじめた1979年からのなかで最低のランクである。米国民の経済マインドはさめきっており今後もこの傾向が続くと思われる。
 
輸出 5565億円 前年同月 -58.4% 18ヶ月連続の減少
輸入 4103億円 前年同月 -36.2% 5ヶ月連続の増加
差引 1462億円 前年同月 -79.0% 18ヶ月連続の減少

「EU」
EUへの輸出は自動車で74.7%減少、原動機で61,8%減少。輸入は自動車で60.4%減少。非鉄金属で66.3%減少。差引額では342位の低水準となり昨年の警告通りの結果となった。
 
輸出 4913億円 前年同月 -9.0% 7ヶ月連続の減少
輸入 3944億円 前年同月 -29.5% 5ヶ月連続の増加
差引 969億円 前年同月 -81.6% 6ヶ月連続の減少

「中国」
アメリカに変わり、日本貿易の牽引役であった中国においても大幅な減少となった。輸出では自動車が63.3%。プラスチック47.3%。半導体電子部品で34.5%減少。自動車、半導体はそれまでの大きな取引国で総じて減少しており、対策が必要である。
 
輸出 6118億円 前年同月 -39.7% 5ヶ月連続の減少
輸入 5982億円 前年同月 -41.1% 4ヶ月連続の減少
差引 135億円 前年同月 6ヶ月ぶりの増加



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